■ 柔術/当て身 ■
柔術(じゅうじゅつ)は、武器を持たずに敵と対峙した際に、関節を攻めたり、当て身を打ち据えるなどして相手を制御するための技術です。
素手で敵を制するというイメージが先行し、武器とは何の関係もない独立した技術であると思われがちですが、身体の使い方や足捌き等は剣術のそれとほぼ同じであるため、柔術を理解するためには剣の稽古を平行して行わなければなりません。
特に、煉誠塾で指導する柔術は、会津藩・御式内を母胎とする総合武術「大東流」の技を主軸としているため、剣の裏技、剣を持たない剣術、という認識で研究を行っております。
柔術で最も大切なことは、敵をコントロールするということです。普段の型稽古では、関節の極め方や投げ方を中心に学びますが、技に入る前に敵の重心を崩して力を削いでおかなければ、逆に抵抗されて反撃を受けてしまう可能性があります。というよりは、敵をしっかりとコントロールするからこそ技が掛かるのであり、その制御部の理論こそが柔術の枢要です。
柔術を実用に耐えうる技に昇華するためには、この崩しの技術をよくよく研究しなければなりません。
具体的には、タイミングを計らって押し引きする、当て身で意識を逸らす、敵の力を流して返す、力貫(ちからぬき)で重心を狂わせる、などの方法がありますが、煉誠塾では特に「当て身」での崩しを重視します。
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【動画】柔術(入身)
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(稽古時のため、無関係な音声も入っています) |
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当て身とは、いわゆる突き蹴りのことで、敵が抵抗した場合、これを用いて意識を散らします。初心の段階では、力貫などの術を用いて崩すことは非常に困難で、ある程度のレベルに達するまでは、当て身を抜きに柔術を行うことは現実的ではありません。敵が崩れる、あるいは戦意を喪失するまで何度も当て身を打ち据え、力貫の代替とします。
もちろん最終的には、当て身など用いずに重心を狂わせ、敵も自分も傷つかずに場を収めることを理想としますが、その境地は口で言うほど簡単ではないため、段階に応じて現実的な技術を習得していくことになります。
◆ 柔術
小手捻り / 一本捕り / 四方投げ / 入身投げ / 絞め技
など
◆ 当て身
掌底 / 手刀 / 一本拳 / 肘当て / 前蹴り / 膝蹴り
など
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